9月13日の北海道新聞に「児童発達支援事業」「放課後等デイサービス」の記事が掲載されました。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/lifestyle/education/nursing_news/2-0028929.html
数年前から札幌では爆発的に事業所数が増加し、開設するも1か月あまりで閉鎖するところも出てきています。こうした背景には、コンサルタントと称して立上げを支援する企業の存在があります。「儲かりますよ」との触れ込みで申請をバックアップ、その後の運営ノウハウは支援せず(動き出して13年目の業界で出来るはずはないのですが…)ささっと手を引いてしまうそうです。
みんさまはどう思われますか?
旭川では、8月に新たな事業所が指定を受け47か所になりました。
札幌とは規模が違いますが、増え方という点では傾向は同じです。23年度以降、年間5~7か所のペースで増え続けています。サービスを受給している児童の数は、約1,200名。
中高生の活動の場以外は、ほぼ充足した状況です。
地域性の違いは、素人参入が少ないこと。介護や障害者福祉の経験者が立ち上げた事業所が多いということです。それでも支援スキルの差があることは否めません。
こうした環境を少しでも改善したいと、旭児連(旭川地域児童デイサービス等連絡協議会)では、今年度の事業目的を「どこの事業所でも一定レベルの支援が受けられる地域」を目指した取り組みを行っています。
目玉は『施設見学研修』~既に3施設の見学研修が昨日終了しました。今年度は児童発達支援を中心に勉強し合っています。
この他、職員研修や施設長・管理者研修を定期的に行うなど、横のつながりを持って活動をしている中でも、「他の事業所がどのような活動をしているのかわからない」という現場スタッフの声があります。
見学に来られる方への対応も、つい事業所本位になりがちで、もう少し横のつながりを活かして利用者を中心とした支援体制が出来ないものか?との声も上がり出しているのが現状です。
難しいですね・・・(苦笑)
道新の取材を受けて色々と思う事をお話しましたが、まずは自分達から!
と、改めて思い直すきっかけになりました。
旭川は熱意溢れる街です。
優れた人材も沢山いますので、繋げる・繋がることを更に深めていきたいと思います。